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ミッドレンジCADとCADCEUSの違い (第1回)


今回はK.Sデザイナーの嶋田様に、CADCEUSをご採用・ご使用いただいている理由について、ご使用中のミッドレンジCADシステムとの違いをメインにお話しを伺いました。

聞き手 : 日本ユニシス・エクセリューションズ(株)メカニカルソリューション事業部営業ニ部 鈴木

 
 K.Sデザイナー様 プロフィール
設立 :
2002年6月
メイン業務 :
3D金型設計
得意分野 :
3Dモデル
業務履歴 :
平成14年尼崎工業会様
「なんやねん」製品設計委託、等
連絡先 :
06-4867-0127
嶋田氏
   
 

CADCEUSご利用のきっかけ

鈴木 :
嶋田様は独立して金型設計業務をなさっていますね。CADCEUSのご導入の経緯を教えてください。
   
嶋田氏:
私は、東豊精機工業所様で設計や金型製造の業務を約20年担当しており、その後、2002年に独立しました。現在も事務所は(株)東豊精機/東豊精機工業所内に置いております。

CADCEUSは(株)東豊精機にいた時代に私が選んで導入しました。
   
鈴木 :
嶋田様はCADCEUSの他に、著名なミッドレンジタイプの3次元CADを使用されている、とお聞きしていますが、どのように使い分けをされていらっしゃるのでしょうか。
   
嶋田氏:
独立当初は自宅で業務を行っていました。その当時、ミッドレンジCADを購入し、現在はCADCEUSとあわせて利用しています。

使い分けとしては、CADCEUSはモデル修正、型割り、型設計、加工全般の業務の核として利用し、ミッドレンジCADは、今は主にプレゼンや簡易な2次元モデル用として使用しています。
 
鈴木 :
ミッドレンジCADにはない、CADCEUSならではの長所にはどのような点がありますか?
   
嶋田氏:
それでは、画像を交えながらお話しいたします。
   

データ修正

嶋田氏 :
一般的な金型製作では、最初に取引先から3次元形状データを受け取って、自社のCADシステムに取り込む必要があります。

取引先と同じCADシステムを導入できれば、この形状データ取り込みは何も問題はないのですが、実際には取引先は複数あり、その会社ごとにCADシステムを準備するわけにはいかないのが現状です。

CADシステムが違えば、当然データ交換の問題がおこりますし、取引先では勾配や交差についての考慮がない場合がほとんどです。

そのため形状データを取り込んだ後「微小な面の離れの修正」「勾配や公差を考慮したモデル修正」などが必要ですが、現在使用しているミッドレンジCADでは、基本的に面を結合して読み込むと、面どうしの分割ができず、面修正作業が全くと言っていいほどできません。

また、現在使用しているミッドレンジCADでは、モデルに微小な離れがあった場合、システムが勝手に形状変形して結合し、ソリッドの状態で取り込むため、上記のような修正作業に支障がでたり、最悪、気づかずに作業を進めて、違った形状を加工してしまうといったことになります。

また、面を結合せずに読み込む方法もあるのですが、この方法では大量データの中から、面の離れや、抜けなどの悪いところを特定するのはほぼ不可能です。また、特定できたとしても、レスポンスが大きく落ち、作業不可能の状態となってしまいます。
   
 
       
データ交換の影響などで面が抜けていた場合(左図)、結合して読み込むと、勝手に変形して結合されソリッドの状態で読み込まれてしまう(右図)。
   

サーフェスコマンド

嶋田氏:
その他、ミッドレンジCADにはサーフェス系のコマンドが少なく、金型設計作業に使うには厳しいと感じています。

現在使用中のミッドレンジCADで、サーフェスコマンドの種類は、押し出し、回転、スイープ、ロフト、放射線、フィルサーフェス程度の簡単なものしかなく、また作成された面も波打ケースが多く、実業務には使いづらいものとなっています。
   
 
       
 
本来欲しい形状。
CADCEUSで作成。
 
ミッドレンジCADで面を貼った。
ミッドレンジCADで、意図通りの面を作成することは難しい。
   

フィレット

嶋田氏:
フィレットコマンドは、固定半径、可変半径、面フィレット、フルラウンドフィレットと4種類しかありませんが、弊社では一からモデルを作成するケースは少なく、この点ではミッドレンジCADでも、あまり不便は感じません。
   
鈴木 :

製造業のお客様では、一般にモデリング作業工数の実に5割がフィレット作業、とのレポートがあるくらい、フィレットは生産性を左右するコマンドです。

CADCEUS のフィレットコマンドは、玉ころがし法の他、断面R法、平面R法など、内部的なフィレット円弧の算出方法も複数準備しています。その他、可変フィレッとなども簡易で、フィレット箇所の多い製品モデルをを作成するような場合などには非常に威力を発揮します。

次回は、型割、型設計など、金型業務特有の業務についてお話しいただきます。

   
   
第2回につづく・・・
 

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