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CADCEUS V7のご紹介 (第2回)


CADCEUSの次世代バージョン「CADCEUS V7」。今回は日本ユニシス(株)でCADCEUS V7の開発リーダーを務める笹尾より、最新機能についてのご紹介をいたします。

     

CADにおいて「知識を利用する」とは?

  知識を利用したCADシステムというのが最近の流行ですが、仕掛け上は、専用アプリケーションを汎用的なプログラミング言語またはシステム固有のカスタマイズ言語を用いて記述する方法と、変形可能なデータ、代表的にはパラメトリックなデータを再利用する方法の2種類に分類されます。
しかし、これらには以下の課題があることが判っています。

例えば、新しいルールや手法を取り入れるためには、再度プログラミングが必要になったり、再度手順を作り直したりする必要があります。
また、内部のKnow-howや知識は他のシステムとの流通ができませんし、CADにより隠蔽されるため利用者にも見えないという問題もあります。
また、物事がある一定のルールで決められる場合はこれでも良いのですが、そうでない場合、即ち、場面や状況、個人や要件等によって判断が変わったり優先度が変わったりする場合を、これらは表現できません。例えばある製品を設計する場合に、コストを優先するか機能を優先するかによって、既存のルールや知識の適用順序や適用方法が変わることはよくあることです。知識をどの場面でどのように適用するか、これも重要な知識であり、設計においては、一般的な知識よりも、こちらの方が重要な場合が多いのではないでしょうか?

これらの課題を解決するためには、CADと知識は分離できること、また、知識の適用制御が可能なことが、重要な要件となります。

     
 
   
  これは、現状の雛形設計や定型手順の再利用などの方法を否定するものではありません雛型や定型手順を利用した"決まったものは、即作る"ための機能は重要です。既存のこれらの機能に、知識を利用し、試行錯誤を支援する環境=Design Knowledge Sheetを融合することで、真の設計支援機能となることができるものと考えます。
     

Design Knowledge Sheet

  Design Knowledge Sheetは、アプリケーションを構築するための2種類のエディタと、これによって作成したアプリケーションの実行環境が含まれます。
   
 
 
エディタには、ルールエディタGUIエディタがあります。
ルールエディタは、CADと連携して会話的にルールを定義することができます。また、変数の定義や、変数と寸法の関係、寸法制約式、論理式などを記述することができます。生成したルールは、ルールシートと呼ぶMS-Excelシートとして保存されます。さらに、外部ファイルの入出力や、他のMS-Excelシートの入出力を記述することもできます。加えて、ルールの適用を制御するためのルールを、コントロールシートに記述することもできます。このコントロールシートにより、実行時に動的にルールを制御することができます。
GUIエディタは、操作用GUIを会話的に定義するためのエディタです。
また、これらに加えて、ルールウィザードを用意します。ルールウィザードでは、CADと連携して会話的に、そして簡単に、原型のルールシートや、GUIを構築することができます。

以上の方法で構築したルールシート、コントロールシート、および操作用GUIと、これによって操作変形する雛形CADデータ(User Defined Feature)により、専用の試行錯誤支援環境を提供します。

     
    第3回につづく・・・
     
   
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