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「機械工人」誌 独占インタビュー


CADCEUSの販売を統括する日本ユニシス・エクセリューションズ(株)山本営業統括部長の独占インタビューが中国の専門誌「機械工人」誌に掲載されました。中国製造業の現状を分析し日本のモノづくりを再考します。

     
  「機械工人」誌 ご紹介
 

「機械工人」誌は1950年に創刊した、中国の機械工業雑誌の老舗です。発行数は中国最大で、社会効果の最も大きい大型専門誌です。

長年、「機械工人」誌は"製造業に奉仕し読者とユーザに価値を創出する"という信念に基づいて、"効率的な情報伝達、効率的な市場反映、効率的なサービス提供"の精神に従い、製造業技術、製品及び市場の需要を十分満足することを使命として、創新を続け進歩しました。今や製造業の一流の名誌の地位を確立しています。

以下は「機械工人」誌7号に掲載された記事です。許可を得て抜粋転載します。

   
 
機械工人 2002年7月号
写真が山本
     

はじめに

 

今回は、講壇の上で精彩な講演をしている山本敏郎先生と福安洪先生にインタビューをお願いしたいと考えました。親切、まじめな福安洪先生の助けで、山本敏郎先生と知合いとなっただけではなく、本誌はじめてのインタビューを成功することができました。この場で、再び北京からのご挨拶と感謝をお送りすると同時に、読者のみなさんが日本の専門家の観点から何かヒントを得られればと願います。

 
注:福安は日本ユニシス・エクセリューションズ(株)の中国地域担当者
     

日本の3次元システムと中国製造業

  記者
    最近開催される大きな展示会では、中国に注目する外国の製造メーカが増える傾向にあります。日本の製造業システムで実績の高いソフトウェアメーカ(日本ユニシス、日本グラフィックプロダクツ、コンピュータエンジニアリング、アルゴ21、日立造船情報システム)が業務提携し、中国でCAD/CAMソフト群「C-Meister Alliance」を発売する目的は何でしょうか。

また、現在の中国の製造業をどのように見ていますか?
  山本
    日本製造メーカの中国進出はますます加速していますが、ほとんどの製造メーカでC-Meister AllicanceのCAD/CAM商品群を使用していただいております。同じシステムを中国でも導入するので、そのサポート体制を明確に伝えるとういのが第一の目的です。第二には、日本のものつくりで実績の高いソフトウエアを、中国のものつくり企業にも役立てていただきたいという思いです。

中国の製造業は、日本の製造業と手を組むことにより、着実にその技術力、市場競合力を高めています。ありきたりのCAD/CAMシステムではなく、日本の金型つくりに特化したCAD/CAMシステムアプリケーション、ノウハウは、中国の金型メーカに必須になってくると信じております。したがって、中国、日本双方の競争力強化に貢献するでしょう。
  記者
    日本の製造業における3次元システムの現状は如何でしょうか。3次元システムが浸透することによって日本の製造業にはどのようなメリットがあるでしょうか。
  山本
    日本の製造業において、現在3次元設計は進んでいます。自動車メーカや、家電メーカなど製品メーカから、金型メーカ、加工メーカまで全て3次元で設計、加工を行います。

IT技術を利用して、インタネットでデータのやりとりをし、ビューワーによって、設計の評価をスピーディに行うようになりつつあります。例えば、製品メーカは3次元モデリングで新製品を設計して、設計したデータをインタネットで金型メーカに渡します。金型メーカはそのデータに基づいて、金型設計を行います。金型設計完了後、CAMの設計を行い、NCデータを作成します。作成したNCデータをインタネットで加工現場に送り、NC加工を行います。

3次元設計よって、設計、評価、解析、それからNCデータ作成までの一連の工程をコンピューターの上でできるようになり、設計ミスや、図面による情報の伝達ミスなど大幅減少し、短期間、低コストで、より高品質の製品開発ができるよになって、競争力を高めています。
     

日本製製造業システムが優れている点

  記者
    欧米、中国製に比べ、日本の製造業システムの優れている点はどこにあると思いますか?
  山本
    日本のシステムが優れているのは設計者のなまの声を聞いた上で、設計上のノウハウを織り組んだ機能や、設計業務に即した機能などを豊富に提供している点だと思います。設計も一つの文化です。日本のシステムは、日本の職人のもの作り文化を織り込んでいることが大きな特徴だと思います。
  記者
    中国製の製造業システムをどうごらんになりますか?
  山本
    まず、システムに対する知的財産の認識を向上すべきです。第二に、現在中国で開発されているシステムは、2次元設計を支援するものが一般的で、3次元設計を支援するシステムの開発が遅れているように思います。

ものづくり先進国では、一般的に3次元パラメトリックソリッドベースの設計手法が採用され、これにより視認性の向上、ミスの防止、設計効率の向上、加工工程など後工程での設計データの直接活用が可能となっています。
     

最も期待される人材像と素質

  記者
    私たちの読者に、現代の製造業において最も期待される人材像、及び期待する人材の素質を紹介していただけませんか?
  山本
    最先端のCAD/CAM/CAEシステムを活用して、ユーザのニーズを正確にキャッチし、いち早く製品化する技術、能力を持つ技術者が必要とされています。特に3次元モデリングの設計能力はますます重要になって来ています。
     

中国製造業とCADCEUS

  記者
    UNISYS社のCADCEUSを紹介して下さい。

それから、中国のユーザに対して、どのような教育訓練と技術支援がありますか?
  山本
    UNISYSのCAD/CAM/CAE/CG統合ソフトウェアCADCEUSの特徴でまずあげられるのは線、面と立体が混在して設計できることです。面を用いて、立体を切断するように面と立体の演算を行う際にも、面と立体を意識せず簡単に実行できます。

もう一つは、使い易さに工夫しています。特にMoldDesign、PressDesignといった業務向けのパッケージは、日本の先端金型メーカと共同で開発され、金型設計のノウハウを織り組んで、設計業務に即した機能を豊富に提供しています。

これからの教育訓練に関しては、中国国内に教育センターを設けて、そこでCADCEUSの教育と金型設計の教育訓練を行うことを考えています。

技術支援に関しては、中国の華南、華中、東北地方に技術支援拠点を設けて、中国のユーザによりスピーディかつ身近に技術支援を提供していきたいと考えています。
  記者
    UNISYS社の代表者の経歴を紹介していただけませんか?本誌を通して、数万人の読者に中国製造業の発展に貢献したいと考えている日本のシステムの専門家を紹介したいです。
  山本
    それでは、大高晢彦(Otaka Akihiko)理事を紹介しましょう。大高理事は最初にFEM技術を日本に紹介した人で、CAD/CAM/CAE/CG統合システムCADCEUSの設計と開発管理の責任者であり、CADCEUSをプラットフォームとするトヨタ自動車のTOGOシステムの開発を指揮しました。 最近15年間、ISO/STEP規格の日本総代表に任命されています。
     

中国の展示会に出展して

  記者
    今回中国の展示会に出展されての最大の収穫は?
  山本
    この展示会には、中国全土から主だった中国金型メーカが参加しており、一箇所で多くの中国の金型メーカと話ができました。我々のCAD/CAMシステムのマーケットがあることを再認識いたしました。また、参加することにより、中国金型工業会の主要メンバや、「機械工人」の記者の方々に会えたことが、最大の収穫です。
     
    「機械工人」誌 独占インタビュー はこれで終了です。
     
     

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